先日書いた「不安が、運を下げる」の続編です。
不安が、運を下げるなんて聞いたら!余計不安になっちゃったじゃない!
なんて声も、聞こえてきそう・・・
不安は、経験不足が最大の原因
不安に強くなるために、何点か対策があるのですが、最も強く言いたいことは!
経験不足なんですよ!
色々、知らないから、経験をしていないから、妄想が爆発したり、どんな行動を取ればいいのか?がわからなくて、ただオロオロするしかないのです。
不安を感じやすい人は、経験不足である事を、まず知ってくださいね!
もちろん、天性の性格で不安を感じずに、どんどんなんでもやっちゃう人も世の中にはいますが、そんな人は、そう多くありません。
みんな、ドキドキと不安を抱えながら、行動して経験を積んで、徐々に不安に耐性をつけていっただけなのです。
だから、不安に困っているあなたも、このあとの対策を読んで、経験を積んでいきましょう♪
ネガティブなバイアスに気づこう
不安を感じやすい人は、ネガティブなことを見つけやすいという特徴があります。
何かをやろうと思ったら、失敗する要因がいくつも思ういかんだり・・・
例えば、仲良しのメンバーでBBQをしようという話が出たとします。
日程を決めようとした時点で、
- その日に仕事が入ったらどうしよう
- その日に雨が降ったらどうしよう
- その日に体調が悪くなったらどうしよう
- BBQをすることを、誰かに反対されたらどうしよう
次々と浮かんでくる、BBQに参加できない可能性や、BBQができなくなる可能性
もう少し、重症化している人は
- 本当にみんなはBBQやりたいのだろうか?
- これ、盛り上がって、後から「え?やる気だったの?」とか言われたら・・
- このBBQに私は行っていいのか?え?参加していいのかな?
- もしかしたら、私には来ないで欲しいって思っているかも?
など、妄想爆発な事を考えているかもしれません
いつも、何か行動をしようとしたり、何かを決めようとしたときに、ネガティブなことがポンポン頭の中に浮かぶとしたら、ネガティブバイアスがかかっていると気付きましょう!
バイヤスとは、過去の経験などから、偏見や偏った先入観を持って判断してしまう脳の仕組みのことです。
ネガティブバイヤスは、ざっくり言うと、なんでもネガティブな方に捉えてしまうという感じですかね。
どのような出来事でも、ネガティブを発見しやすいそんな癖を持っている。
BBQの話をしている段階では、きっと日程を決めるのも、予算や天候の対策なども、みんなでワイワイやりながら決めていくそんな状態であるのにも関わらず、
その決める日程が、自分がダメな日だったらどうしよう・・・
と、思ってしまうんです。
ネガティブバイヤスがない人だと、自分のスケジュールの中でNGな日や、OKな日を思い浮かべて、日程決めをしようとするでしょう。
ネガティブバイヤスがかかっている人は、なぜ?自分の都合の悪い日に決まるかも?と思い込んでいるのでしょうか?(決まるかも?と不安なのは、決まってしまう可能性が高いと思っていると言う事です)
過去に、自分だけが都合が悪く、参加できなかった経験がある。
とか
日程決めの時に、自分の意見を聞いてもらえなかったことがある
とか
こんな感じでしょうか?
過去は、変えられないので(実際には過去は思い込みなだけの場合もある)、この瞬間からネガティブバイヤスをやめましょう!
と、言ったところでできるのなら、苦労しないよーって、思いますよね?
なので、まずは自分はネガティブバイヤスを持っているんだ!と気がつく、そしてそれを認識することからでOKです♪
ネガディブバイヤスになっていると気がついた、それだけで一歩前進です
では、次は感情を切り分けるです
感情を切り分ける
不安になっているときは、自分が望まない未来を《妄想》しているからです。
妄想なんですよ。不安の主成分は、妄想です。
不安を感じると、その《妄想》と《事実》の区別がつきにくくなります。
↑↑↑
ひとつ前に書いた、ネガティブなバイアス
こんな風に、事実ではない「不安な妄想」に頭が支配されています。
BBQの当日に、仕事は入るかもしれないし、入らないかもしれない
入らないように出来るかもしれない。
それなのに、「仕事が入る」事が、まるで決定事項のように思えて、不安がどんどん膨らんでいきます。
仕事が入ったら、断れるだろうか?
なんて断ろう。
仕事が断れなかったら、BBQの友達になんて断ろう
と、妄想が膨らんでいくのです
仕事が入ると決まっていないのに、
・仕事を断る心配
・仕事が断れなかった心配
・その後の職場の人間関係の心配
・BBQを断ることにする心配
・その後の友達との関係の心配
・BBQの日に仕事をする自分の気持ちの心配
と、まだ日程も決まっていない、仕事が入るかどうかもわからない段階で、心配だらけです。
妄想は、感情がどんどん大きく育てていきます。
このBBQの日程に関する例の場合は、
「断る」パターンでは、相手からどう思われるだろうか?
つまり、嫌われるのではないか?自分の印象が悪くなるのではないか?
という、恐怖や恐れの感情が妄想を膨らませています。
恐怖や恐れがポンプをシュコシュコと押して、妄想の風船を膨らませている
そんな感じでしょうか?
不安は、自分が膨らませて、その妄想風船の大きさに、さらにビビるそんな悪循環を起こしてしまいます。
恐れや、恐怖の感情が、妄想を作っていると、認識しましょう。
怖いと思うのは、しょうがないです。
その感情を押し込める必要はありませんが、今起きている出来事と、わかっている事実を見る時に、感情を交えると、妄想の風船を膨らませて、事実ではないことを、事実のように感じてしまうので、「怖い気持ちはあるけど、今わかっている事実はなんだろう?」そうやって考える癖をつけていきましょう
失敗を記録する
不安を感じやすい人は、失敗に対する恐怖や恐れが強く、失敗を見ないようにしがちです。
でも、実は失敗には大切な情報がたくさん詰まっているのです。
失敗には、失敗した原因があります。
その失敗の原因を分析したり、知ることで、似たような失敗を防ぐことができます。
末っ子が、兄弟が怒られているところを見て、自分はうまく立ち回ったり、同じ失敗をしないように行動したりする、あれです♪
これを言ったら、お母さんに怒られるんだな_φ(・_・脳内メモメモ
中学生になると、部活があるのか_φ(・_・脳内メモメモ
自分の失敗だけでなく、誰かの失敗も、とても良い経験になります。
不安を感じやすい人は、人の失敗を見たときに、失敗した人の悲しみや絶望、恐怖などに心を寄せがちです。
共感という点では、ある意味良いのかもしれませんが、この場合はネガティブな感情が増幅する確率の方が高いので、誰かの失敗で自分が不安を感じない方が得策です。
誰かの失敗を「どうしてこうなったのだろう?」「どうしたらよかったのだろう?」
そんな視点で見てみる練習をしてください。
一つだけ注意事項があります!間違っても、失敗した人に、上から目線で「こうすれば良かったのに!」とか、失敗を批判するような言動はとらないでくださいね!
それこそ、不安を感じる人が一番恐れている言動ですので、自分が恐れている行動を誰かに取ることはやめてくださいね!
成功体験を過信しない
あの時は、うまくいったのに
これで、うまくいくはずだ!
そう、自分の経験を過信しすぎると、うまくいかなかった時に、不安に陥りやすくなります。
失敗の原因は特定しやすいのですが、成功の要因は、複数あるため特定しにくいのです。
前回がうまく行ったからといって、今回も同じ行動でうまくいくとは限らないのです。
様々な要因が重なって、成功している可能性もありますので、自分の成功体験は、自信につなげる程度にとどめ、過信しすぎないように!
自分軸を作る
不安を感じやすい人は、周りの目を気にする傾向にあります。
自分軸ではなく、他人軸になっているのです。
他人軸というのは、自分に関する事柄
例えば、自分の評価や、行動に関する判断、物事を決める判断基準
それらが、全て自分の意思ではなく誰か他の人の価値かにゃ判断基準によるものとしている状態のことを言います。
BBQの日程の話で考えると
「その日に仕事が入ったらどうしよう」
ここを例に説明しますね。
仕事が入るか入らないか?は、自分ではなく、誰か他の人の意思決定に左右されると、思っているからです。
仕事に関して、自分の予定よりも、仕事の方を優先しないといけないという前提もあるのかもしれません。
この前提に関しても、自分がそうしたいのではなく、常識ではそうだから、それに従わなければならないという、《自分ではない誰か他の人の価値基準》
自分で決めることができないから、どうなってしまうのかわからない・・
だから不安になるのです。
自分軸で仕事の予定について考えるとこうなります。
例えば、シフト勤務であれば、自分のシフトの休みの日をみんなに提案したら、「仕事が入る」という事態は避けられます。
私のような、個人事業をやっているのであれば、お客さんからの予約をその日は受け付けなければ良いのです。
予定を入れられない日として設定したら良いのです。
どうしても、この日に・・・という方がいらしたとしても、BBQではなく、別の予約が入っていた場合は、間違いなく別の日程で調整をお願いするのですから、問題はないでしょう。
自分の価値や判断基準ではなく、誰か他の人の価値や判断基準で「ナニカ」を言われたら、それに従わなくてはいけないという思い込みをしているのかもしれません。
もしかしたら、自分の判断で行動した時に、ものすごく怒られたり、失敗した経験があるのかもしれません。
そのような経験がある方は、自分の判断に自信が持てないのも、当然だと思います。
その場合は、「失敗を記録する」をやってみるのをお勧めします