不安は、必要な感情だった?
不安を感じると、ソワソワ落ち着かなかったり、心が押しつぶされそうになったり・・・
気持ちの良い感情ではありませんよね?
でも、その不安は、私達が生きていく上で、とても大切な感情だと知っていましたか?
不安なんて、感じたくないし、こんなものなくなってしまえばいい!
そう思っていたとしたら、不安を運気を下げるきっかけにしてしまっているかもしれません!
実は、不安というのは、私達を行動させるための感情のひとつなのです。
不安を感じて、危険を回避する為に行動し、身を守る。
そう、身を守る為の感情だったのです。
狩猟時代に、夜中に猛獣に襲われる不安を感じ、それを防ぐ為に、安全な寝床を作る行動をする。
それによって、寝ている間に猛獣に襲われて、命を奪われる事なく、集落の生存率が上がる♪
こんな感じで、不安→行動で身を守って生きてきた。大切な感情なのです。
なぜ、そんなに嫌な感情なのか?
不安って、めっちゃいいやつやん(☆。☆)
と思いましたよね?
でも、そんないいやつなのに凄く《ザワザワする感情》でどちらかと言うと《嫌な感情》ですよね?
なんで、そんなに嫌な感情なのか?
それは、《嫌な感情》でなかったら、人はそれをスルーしてしまうからです。
とっても嫌だから、なんとかしたい!と思い、行動に移す。
自分にとって、不利益と予測されることを感じ取り、不安の感情を出し、不安回避の為に行動することで、自分の身を守る。
これが、不安の正しい使い方です。
安全で平和になった現代での不安
狩猟時代や、文明の発達がそれ程進んでいなかった時代と比べると、現代はとても安全で平和です。
そんな、安全で平和な現在は、不安による行動の必要性も、昔の様ではなくなってきています。
そんな中でも、不安という感情はなくなっていません。
実際、『明日の朝起きられるかな?』と言う不安があったら、
《目覚まし時計をかける》
《家族に起こしてと頼んでおく》
など、明日起きる為の予防線をはっておく行動
こんな感じで、不安→行動は顕在しています。
命の危険とまでは行かなくても、社会的信用や収入を脅かす事への不安
コレが存在します。
不安が運とどう関係あるの?
古い時代では、不安に敏感になることで、命を守ってきました。
ですが、平和な現代では、そんな必要はありません。
ある程度の不安は、失敗を回避し成功へ導く行動を取る為の、動機付け(きっかけ)になるので、必要な事です。
ですが、安全で平和な現代では、《命の危険》への不安という大きな軸がない為、不安も多様化しています。その多様化した不安に敏感になると、常に不安にさらされているという、ストレス状態に陥ることになり、落ち着かない感情に支配され、冷静な判断が出来なくなったり、常にネガティブな事柄が目に入る様になっていきます。
これを、私は《過剰な危険パトロール》と呼んでいます。
過剰な危険パトロールを脳内で行っている人は、不安要素や、ネガティブな事柄を発見しやすくなります。ですので、不安な心理状態になりやすくなります。
いつも、不安な感情に襲われていると、落ち着かないですよね?
その落ち着かない心理状態が続いていると、しあわせを感じにくく、不幸だと思いやすい。
そんな状態になっていくのです。
自分は不幸だと思うってしまう、それは紛れもなく、運が下がっている状態です。
情報をキャッチする力
運が良い人は、タイミング良く必要な情報をキャッチします。
逆に、運が悪い人は、良い情報が目の前にあっても気が付かずにスルーしてしまいます。
この違いはどこから来るのでしょうか?
勘の良い方は、もうお気づきかもしれませんね。
不安に過敏な人は、運が下がっていると、言いましたよね。つまり、運が悪い状態です。
不安に過敏だと、脳内は過剰な危険パトロールで、《危険なもの》を探すのに忙しいのです。
そう、脳内が多忙なので、《良い情報》が目の前に現れても、気が付くことが出来ないのです。
不安を感じやすい状態でいると、脳内が守りに入り、新しい情報をキャッチするキャパシティーがほとんどありません。また、変化を極端に嫌う傾向になるので、《良い情報》で運がよくなるという変化も、受け入れる事が難しいのです。
不安との付き合い方
不安は、上手に付き合っていけば、成長を促す行動を起こすきっかけになります。
一方、過敏に不安を感じすぎると、成長を止めるだけではなく、しあわせから遠ざける事となります。
不安との付き合い方は、不安をなかったことにして、無視するのもダメですし、意識しすぎて敏感になってもダメです。ほどよく、不安を活用する事で、成長を促し、人生をより豊かにし、しあわせを感じる事に繋がります。
不安に強くなる為の方法は、別で記事を書きますね。
具体的には、こんな項目になります♪
- ネガティブバイヤスに気付く
- 感情を切り分ける
- 失敗を記録
- 成功体験を過信しない
- 自分軸を作る